【誕生秘話】

このBV SHOWER ARM（BVシャワーアーム）はもともと僕自分自身が髪の毛の抜け毛が気になり（まだその時36歳）「髪を洗い流す時に両手でマッサージしながら洗い流せたらなあ」と思いました。

僕は町工場（金属加工業）を経営していまして自分で設計し社員が帰った後に工場で試作を繰り返し作りようやく自分専用の「両手で洗えるシャワーアタッチメント」が完成しました。（上の画像が1号試作品）（下の画像が最終試作品）

【なぜ福祉製品に】

「BV SHOWER ARM」（BVシャワーアーム）はなぜ福祉製品になったかと言いますと

弊社で何か福祉製品を開発ができないかと思い、福祉製品のニーズを調査するのにいろんなセミナーや会合に積極的に参加し、高齢者施設の方や病院の方や障がいをもっている方、たくさんの方と知り合うことができました。

その中の1人の方が右半身麻痺の方で「髪を洗い流すのが大変なんだよ」と言っていました。

何かが原因で片腕が使えない方はシャワーを持ってゴシゴシ髪を洗うことができないことに気が付きました。

しかもその方の家のシャワーフックが少し離れているところに付いているため、中腰でかなり窮屈な格好で洗い流しているので腰も痛くなり「とても億劫だよ」とも言っていました。

その時「アッ！」

僕が今使っている自分専用の「両手で洗えるアタッチメント」を使えば楽な姿勢でシャワーを持たずに快適に髪を洗い流す事ができるのではと思いその方に使ていただくことにしました。

その方はとても喜んでいただきこの製品を商品化することにしました。

まさか自分専用に作った製品が喜んでいただけるなんて思ってもいませんでした。

川崎市の支援や神奈川県から紹介されたデザイナーの方のアドバイスもあり商品化することができました。

でもこの「BV SHOWER ARM」（BVシャワーアーム）は試作1号機から商品化まで10年かかりました。

ちなみに「BVSHOWERARM」のBVは「BEKVÄM」の略で『快適』というスウェーデン語です。

「ものづくりで笑顔を作り出す会社」

有限会社　松橋製作所　

代表取締役　松橋　巧諮